お知らせ

FIP・猫風邪・歯周病菌・SFTS 犬猫のPCR検査

その症状、原因まで調べてみませんか?

PCR検査が、もっと身近に。もっとスピーディーに。

「なかなか治らない目やに。原因は何だろう?」

「歯周病が心配だけど、麻酔をかけるのは不安……」

「猫伝染性腹膜炎(FIP)の疑いがあるけれど、検査結果が出るまで何日も待たなければならない」

 

大切な家族である犬や猫の病気。

その原因を少しでも早く知ることができれば、治療の選択肢や、その後の対応が変わるかもしれません。

 

このたび、ノースアニマルクリニック(NAC)では、院内での「迅速PCR検査 Pico Gene ®️PCR1100」を導入しました。

 

PCR検査は、ウイルスや細菌などの遺伝子を検出することで、目には見えない病気の原因を探る検査です。

これまで外部の検査機関に依頼し、結果が出るまで数日かかっていた検査の一部を、院内で迅速に行えるようになります。

 

検査項目によっては、検査開始から最短約30分。

 

ただ、私たちが本当に大切にしたいのは、検査の速さそのものではありません。

「あと3日」が、待てない病気があります。

その代表的な病気が、猫伝染性腹膜炎(FIP)です。

FIPは、かつては治療ができないとされてきた病気です。
現在は治療ができますが、発見・診断が遅いと重症化することもあり、早期の診断と適切な治療判断がとても重要です。

 

NACでは、これまで約300症例のFIPの診断・治療に携わってきました。

その中で、幾度となく感じてきたことがあります。

「もっと早く検査結果がわかれば、もっと早く次の一手を考えられるのに」

FIPの診断は簡単ではありません。
症状、血液検査、超音波検査、そしてPCR検査など、さまざまな情報を組み合わせて慎重に、かつ総合的に判断する必要があります。

その大切な判断材料であるPCR検査は、これまで外部への依頼が必要で、結果が届くまで早くても最低3日はかかっていました。

病状が刻々と変化する猫にとって、この時間は決して短いものではありません。

だからこそ、必要な検査を院内で迅速に行い、一日でも早く次の治療につなげたい。

それが、今回PCR検査を導入する大きな理由です。

 

迅速なPCR検査は、ほかにもさまざまな場面で役立ちます。

① なかなか治らない猫の目やに・結膜炎・猫風邪

「目薬を使っているけれど、なかなか治らない」

「一度治っても、また結膜炎を繰り返す」

そんな症状の背景には、猫ヘルペスウイルスや猫クラミジアなどの感染が関係していることがあります。

特に猫ヘルペスウイルスは、一度感染すると体内に潜伏し、ストレスや体調の変化をきっかけに再び症状が現れることもあります。

PCR検査でこれらの病原体を調べることは、感染の関与を見極め、治療方針を考えるうえで大切な手がかりになります。

「治らないから、同じ治療を続ける」のではなく、「なぜ治らないのか」をもう一歩調べる。

そんな診療に役立てていきたいと考えています。

 

② 麻酔が心配な犬猫の歯周病・デンタルケアの評価

「歯周病が気になるけれど、高齢で麻酔が心配」

「持病があるため、すぐに歯科処置を受けるのは難しい」

「歯みがきやデンタルケアを頑張っているけれど、本当に効果が出ているのかな?」

そんなお悩みにも、PCR検査が一つの判断材料になります。

歯周病に関連する細菌を調べ、確認することができます。

さらに、デンタルケアや治療の前後で菌量の変化を比較することで、お口の環境がどのように変化しているのかを客観的に評価する手がかりにもなります。

もちろん、PCR検査だけで歯周病の進行度がわかるわけではなく、歯科診察や必要な歯科処置に代わるものではありません。

それでも、「お口の中で何が起きているのか、確認してみる」という新たな選択肢を提供したいと考えています。

 

③ 犬猫だけでなく、人の命にも関わる感染症「SFTS」

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、主にマダニによって媒介されるウイルス感染症です。

犬や猫にも感染し、特に発症した猫では重症化し、命に関わることがあります。

さらに注意が必要なのは、感染した動物の血液や唾液などを介して、人にも感染する可能性があることです。

北海道でも警戒しておきたい感染症の一つであり、疑わしい症例に対して、早い段階で適切な検査と感染対策につなげることが重要です。

NACでは、動物たちの命はもちろん、飼い主さまや動物医療に携わる人々の安全を守るためにも、SFTSへの検査対応体制を整えていきます。

※SFTSが疑われる場合は感染防止のため、直接来院せず、必ず事前にお電話でご相談ください。

 

検査を増やしたいのではなく、より良い治療につなげたい。

PCR検査は、すべての病気を診断できる万能な検査ではありません。

大切なのは、症状や診察結果から必要な検査を選び、その結果を適切に読み解くことです。

FIPのように、一刻も早い判断が求められる病気。

長引く猫の結膜炎のように、原因をもう一歩詳しく調べたい症状。

歯周病のように、治療や日々のケアの経過を確認していきたい病気。

そして、動物と人の両方の命を守るため、迅速な対応が必要な感染症。

それぞれの場面で、PCR検査という新しい選択肢を生かしていきたいと考えています。

「検査結果を待つ時間」を、少しでも「治療を考え、次の一歩を踏み出す時間」へ。

これからもNACは、一頭一頭の動物に向き合い、診断と治療の質を高めていきます。

 

PCR検査についてのご相談

「うちの子の症状もPCR検査で調べられる?」

「FIPの検査を早く受けたい」

「ほかの動物病院で治療中だけど、追加検査について相談したい」

そんなときは、お気軽にお問い合わせください。

 

また、動物病院の先生方からのFIP検査や各種PCR検査に関するご相談も承ります。

必要な検査を、必要なタイミングで。

動物たちのより良い診断と治療のために。

ノースアニマルクリニック(NAC)

※検査の種類や検体、院内の実施状況によって、結果が出るまでの時間は異なります。検査は獣医師の診察・判断のもとで実施します。

ノースアニマルクリニック

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